完全予約制

理学療法士によるボディケア&パーソナルトレーニング







理学療法士にとって、物理は必修科目。一方で、高校で物理を習ったことのない学生が、養成校には大勢入学して来ます。養成校の物理の授業は、半年か1年で終了です。そして、物理療法や動作分析など、物理を応用した科目をすぐに勉強しなければなりません。これでは、消化不良で、物理が苦手な理学療法士の方が多くいらしても、仕方がありません。

卒業後、一念発起して物理を勉強し直そうと思ったとき、問題となるのが教科書です。理学療法士に合った教科書がないことを、養成校で教えていた頃から痛感していました。その理由は、次の3つです。

@ 数学を教えてくれない
物理が苦手な方の多くは、数学も得意ではありません。物理の教科書は、数学の既習が前提。だから、前提の段階でやる気が削がれてしまいます。

A どこから始めてよいかわからない
物理の教科書は、理学療法に必要な分野とそうではない分野に分けていません。一人で効率良く勉強することは、かなり難しいと思います。

B 臨床にどう使えばよいかわからない
物理は、基本的にモノが対象です。ヒトが対象である臨床に役立てるためには、少々工夫が必要になります。

見方を変えると、これは理学療法士に合った教科書を作るヒントです。つまり、数学を解説しながら、理学療法に必要な分野に限定して、臨床に役立てるコツを示せばいい。そんな理想的な教科書を目指して、当講座を作成しました。


私の力不足で、至らない箇所もあるかと思います。その際、閲覧された皆さんのご意見やご指摘を頂けると有難いです。是非、よろしくお願いします。